京大に警察入構の件
http://www.sankei.com/west/news/141104/wst1411040064-n1.html
忘れた頃に読んで思い出せるようにメモ。完全に出遅れて、気付いて15時過ぎくらいに見に行ったら1共あたりの屋外は特に野次馬がいるわけでもなく、ちょっと離れて学外の東一条通から地塩寮のあたりに警察官とか機動隊の車とかあって物騒な感じだった。知らないふりして(情報の正確性もよくわからなかったので)立ってる警察官に何かあったんですかと聞いたら「何もないですよ、見てるだけです」って答えられて、何もなくて機動隊の車とかあるわけ無いだろと思ったけどマークされても困るのでえ?って納得できないリアクションをするにとどめておいた。
今回演説していたのは中核派の全学連で、それを京大構内でマークしていた私服警官が見つかって捕獲されたという状況だった。バックグラウンドととしては、中核派の全学連はここ数年京都大学において同学会という学生代表の立場を名乗っての活動もしようとしていて、これは各学部自治会や大学当局からも学生自治会として認めないという声明が出されている(1, 2, 3)。だからといって特に学内での活動を弾圧したりということはあまりないようで(邪魔ないつまでも置かれてたりする立て看板を撤去してもめたりはあったかも)、元気に構内で活動していた最中でのことだった様子。
また、自治会とかに関わったりしないと学生もあまり知らないのではないかという気がするけれど、警察入構に関しては他の大学は知らないけど京大に関しては重大な自治破壊行為とみなされていて、基本的に許可無く構内に警察は入れないことになっているし、余程のことがないと許可もされないはず。勝手に警察を入構させて11月祭を追放になった原理研は未だ40年以上にわたって毎年追放決議が行われている。大学当局もそういった立場を取っているため、関係としては微妙な中核派の学生のトラブルであっても勝手に警察が大学構内に入っていたことに関しては重大な問題として受け止めているということで。
監禁どうこうという件については当事者じゃないので予想だけどさすがに副学長も馬鹿じゃないだろうし、同意の上であったりとか法に触れない範囲でやったのではないかと。身柄引き渡しについては、そもそも無断でこっそり入構させた京都府警を信用しできるわけないしすんなり引き渡したら口裏合わせされて有耶無耶にされると考えるのがまともな思考なので、警察に引き渡す前に尋問するのは理解できる(3時間も必要あるのかは知らないけど)。
今後の展開としては、警察入構の際の事前通告する取り決めが維持されるのか、許可無く入構した警察官は処分されるのか、監禁罪とかそのあたりの罪状で京都府警が誰かしょっぴこうとするのか、という点が気になるところ。
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