「Winny裁判」傍聴2
裁判開始前に、法廷のテレビ用撮影が2分ほどあってから開廷。早速例の判決文が読まれ、それからその理由なんかを延々と50分ほど。要点としては、「作者が著作権侵害を積極的に蔓延させようとしたというのはないが、ある程度既存のビジネスモデルを変える意志の元にWinnyを開発した」という点と、「著作者の許諾を得ていないファイルが大半の状況を改善することなくバージョンアップを繰り返したのは独善的かつ無責任」、「Winny、Winny開発者の影響は大きい」ということかな。
私が思ったのは、結果的に悪用する人がほとんどになってしまったら、それだけで幇助に問われてしまうのかと。よく包丁職人に例えられたりしていましたが、それに例えると、包丁を料理に使う人がほとんどいなくなり犯罪に使う人ばかりになっても包丁を生産し続けたら幇助に問われるみたいな。結局は結果論になっているのかも。やばくなったら根本を斬っちゃえばOKみたいな。
ただ、検察側の「金子氏は著作権侵害を積極的に蔓延させようとした」という点は認めなかったりと、ある程度金子氏側の主張も認めていますし、罰金150万円ということで、妥当といえば妥当な判決なのかなあ。結局両者とも不服ということで、二審にはもつれ込むようなので、今後も気になるところですね。京都じゃないので多分傍聴に行けないけど。
裁判が終わってからは、金子氏側らしき人が「傍聴していた人は支援者集会が弁護士会館であるので是非来て下さい」と言うので、面白そうだし行ってみようかということで知人達と行ったら、LSEの会員と報道陣しか駄目だということで、年会費が惜しかったので帰ってきました。「不 当 判 決」の画像のところですね。残念。
おまけ情報として、持ち物について。なにやら以前の公判内容がこ克明にネットにUPされたとかで、荷物を入り口で預けるルールでした。持ち物検査も法廷の入り口でもやるのかと思っていたのですが、結局やらなかった。これだったら普通にバレずに録音されちゃうんじゃないかと思いました。実際に、やろうとすれば私でもできただろうし(もちろんやりませんが)。本気じゃなかったのかな?
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