とりあえずMusic Betaという名前が人に伝えるのにも検索するのにも不便すぎるのでどうにかして欲しいですが、先日Music Betaを使い始めて、まだしばらくはmt-daapdを使うと書いておきながら、自宅以外では完全にMusic Betaに乗り換えました。ので、気になりそうな点を適当にメモ。
■インストール
そもそも乗り換えられない理由というのが、日本だとAndroidアプリがマーケットからインストール出来ないということだったのですが、つまらないプライドを捨てて海外のフォーラムあたりから野良apkを探してインストールしたらあっさり使えました(セキュリティ的に注意は必要ですが)。よい子はアップデートについていけるようにroot取ってmarket-enablerを使うか、アメリカのSIMを入手して端末に刺したりしてマーケットから落としましょう。
■動作全般
使い勝手は、通常のAndroidの音楽アプリの上位バージョンという位置付けで、Last.fmアプリなんかとの連携もそのままにリアルタイムにscrobbleできるし、恐らくBluetooth A2DPでの操作にも対応してると思われます(端末の対応は前提で)。対応したBluetoothヘッドホン持ってないので検証できないけど。動作は自分のHTC Ariaだと不自由しない程度には軽いし、自宅のライブラリに突っ込めば何もしなくてもAndroid端末で聴けるのは非常に便利。iPod ClassicなんかのHDD型オーディオプレイヤーでないと持ち出せなかったライブラリが全部聴けるので、ほぼ完全にiPodもいらなくなりました。ただ、ローカルキャッシュにないものはストリーミングになるので選曲から再生開始までのタイムラグは数秒単位であるし、ストレス溜まる人もいそう。
■音質
ストリーミング再生の音質は、Androidアプリだとそのまま320kpbsのビットレートではさすがにないはずだけれど、ひどい劣化は感じないので、128-192kbpsくらいはあるんですかね。ちなみにWi-Fi接続の時にだけ有効にしていたオフラインキャッシュ機能でキャッシュされたmp3は320kbpsでした。Googleだし、ビットレートを固定で下げるのではなくWi-Fi/3G、バッテリー残量、CPU使用率なんかも見て変えてる可能性もありますね。
■本体メモリ消費容量
自分のライブラリ1万曲程度だと、本体メモリを16MB(アプリ7MB、データ9MB)食って、ローエンド機のHTC Ariaだと結構厳しかったので、やはり本体容量にも余裕のあるハイエンド機が欲しいですね。
■バッテリー消費
ネットワークにつなぎっぱなして音楽聴いてたらバッテリーがすぐ切れるという心配もあるけれど、HTC Ariaだとそんな激しい消費も感じず、自分の使い方だと一日中外で聴いてることもない上、複数のスペアバッテリー+eneloop mobile boosterを携帯しているので全く問題ない。まあIRCクライアント常駐くらいの消費はしますかね。
■他との比較
一番比較しやすいのがiCloud×iTunes×iPhoneだと思うけれど、無料で使えるのは5GBまでだし結局ストリーミング再生ではないので結局32GB分までしか音楽を聴けないのは変わらない(次バージョンで64GBくらいはいくかもしれないけど)ので話になりませんね。Music Beta自体は一応iOSのMobile Safariからも使えるようだけれど、マナーモードでも音量がいきなりMAXになったりと、一応スリープ状態でも再生されるらしいけれどあまり実用的ではなさそう。
自宅サーバーがあるならばSubsonicを入れて使えば2万曲の制限もなく聴けるっぽいし、モバイルOS用クライアントも便利なようなので、コストを無視すればそれが一番便利ですかね。mt-daapdは、クライアントが起動毎に曲リストを全件取得するのが、ライブラリのサイズに比例して時間がかかりすぎるのと、Last.fmアプリなんかと連携できないのが不便なので、今のところデスクトップ版iTunes以外からの利用はあまりおすすめできない。
■その他
自分がemobile回線でストリーミング聴いているので、そのうち契約して遊ぼうと思っているb-mobileイオンSIMとか、評判最悪のSoftBank Mobile回線なんかでも聴けるのか気になる。